景気動向調査 No.121
IV 国内の動きと県内の概況
和歌山県経済は個人消費・企業活動ともに持ち直しの兆しも見られるが
コロナ感染の再拡大もあり、見通しの不透明感が強い
内閣府の月例経済報告(12月22日公表)は、「景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあるが、持ち直しの動きがみられる」とし、前月の基調判断を維持した。ただし、新型コロナウイルス感染症の感染が再拡大しており、社会経済活動への悪影響が懸念されており、個人消費の判断が3か月ぶりに下方修正された。
以下では、「全国の情勢」、「和歌山県の情勢」を主要経済指標(主に11月の値)に基づき報告する。
◇生産 〜鉱工業生産指数(10月)は2か月連続で上昇〜
◇個人消費 〜小売事業者間の競争が激化。百貨店・スーパー販売額(11月)は前年比10.4%減〜
◇住宅投資 〜新設住宅着工戸数(11月)は前年比40.9%減。消費増税以降の減少傾向続く〜
◇公共投資 〜公共工事請負金額は4月〜11月累計で前年同期比13.9%増〜
◇雇用 〜有効求人倍率(11月)は下降し、0.95倍。求人の動きが依然として弱い〜
○ グラフで見る和歌山県経済指標(データ基準月:11月 ※鉱工業生産指数は10月)
※百貨店・スーパー販売額、新車登録台数、新設住宅着工戸数、公共工事請負金額の各グラフは前年同月比を表しています。
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