景気動向調査 No.126
III 自社の業況 −回答企業の経営者が自社の業況をどうみているか−
1.売上高
- ●全産業
- 実績は2期ぶりに下降。見通しでは上昇
- ●産業別(建設業、製造業、商業、サービス業)
- 実績において、建設業を除く全ての産業で下降
2.収益
- ●全産業
- 実績は大きく下降し、前年同期を下回った
- ●産業別(建設業、製造業、商業、サービス業)
- 実績において、製造業で2期連続の大幅下降
3.設備投資
- ●全産業
- 設備投資マインド(※)はほぼ横ばい
※設備投資マインドとは、当期において設備投資を実施した事業者の割合。
- ●産業別(建設業、製造業、商業、サービス業)
- 実績では、商業で4.2ポイント上昇
4.受注高
- ●産業別(建設業、製造業、サービス業)
- 実績で、製造業が3期連続の下降となり、サービス業が大きく下降した
- ●製造業(食料品、繊維製品、木材・木工製品、化学製品、鉄鋼・金属製品、機械・機械部品)
- 鉄鋼・金属製品のみ実績と見通しともに上昇
5.仕入価格
- ●産業別(建設業、製造業、サービス業)
- 実績において、いずれの産業も極めて高い水準まで上昇している
※仕入価格BSIは(「上昇」の事業者の割合)−(「下落」の事業者の割合)
- ●製造業(食料品、繊維製品、木材・木工製品、化学製品、鉄鋼・金属製品、機械・機械部品)
- いずれの業種についても極めて高い水準にある
6.販売価格
- ●産業別(製造業、商業)
- 実績において、製造業・商業ともに高い水準にあり、見通しでも上昇する
※販売価格BSIは(「上昇」の事業者の割合)−(「下落」の事業者の割合)
- ●製造業(食料品、繊維製品、木材・木工製品、化学製品、鉄鋼・金属製品、機械・機械部品)
- 実績において、化学製品を除く全ての業種で上昇
7.在庫
- ●産業別(製造業、商業)
- 実績において、約2年ぶりに製造業がプラス水準まで上昇
※在庫BSIは(「増加」の事業者の割合)−(「減少」の事業者の割合)
- ●製造業(食料品、繊維製品、木材・木工製品、化学製品、鉄鋼・金属製品、機械・機械部品)
- 実績において、食料品、木材・木工、化学製品などの業種が上昇
8.資金事情
- ●資金繰り
- 実績において、「悪化」が増加
- ●金融機関からの借入
- 実績において、「増加」は6期連続で減少
9.労働事情
- ●所定外労働時間数
- 実績において、「減少」は1年ぶりに増えた
- ●雇用者数の推移
- 実績において、「減少」が「増加」を上回る(11期連続)
- ●雇用者数の適正度
- 「不足」とする回答が32.0%を占める(4期連続上昇)