景気動向調査 No.129
III 自社の業況 −回答企業の経営者が自社の業況をどうみているか−
1.売上高
- ●全産業
- 実績は2期ぶりに上昇し、コロナ禍前の水準を回復
- ●産業別(建設業、製造業、商業、サービス業)
- 実績において、建設業を除く全ての産業でコロナ禍前の水準を回復
2.収益
- ●全産業
- 実績は2期ぶりに上昇。コロナ禍前の水準は回復できず
- ●産業別(建設業、製造業、商業、サービス業)
- 実績において、全ての産業で上昇した
3.設備投資
- ●全産業
- 設備投資マインド(※)は実績において下降
※設備投資マインドとは、当期において設備投資を実施した事業者の割合。
- ●産業別(建設業、製造業、商業、サービス業)
- 実績では、サービス業で下降傾向が見られる
4.受注高
- ●産業別(建設業、製造業、サービス業)
- 実績において、製造業・サービス業ともにコロナ禍前の水準を回復
- ●製造業(食料品、繊維製品、木材・木工製品、化学製品、鉄鋼・金属製品、機械・機械部品)
- 実績において、鉄鋼・金属製品、機械・機械部品がプラスに
5.仕入価格
- ●産業別(建設業、製造業、サービス業)
- 実績において、製造業は2期連続で下降するも、高い水準が続く
※仕入価格BSIは(「上昇」の事業者の割合)−(「下落」の事業者の割合)
- ●製造業(食料品、繊維製品、木材・木工製品、化学製品、鉄鋼・金属製品、機械・機械部品)
- 実績・見通しを含めて、木材・木工製品が下降
6.販売価格
- ●産業別(製造業、商業)
- 実績において、商業・製造業ともに下降
※販売価格BSIは(「上昇」の事業者の割合)−(「下落」の事業者の割合)
- ●製造業(食料品、繊維製品、木材・木工製品、化学製品、鉄鋼・金属製品、機械・機械部品)
- 実績・見通しを含めて、化学製品が上昇
7.在庫
- ●産業別(製造業、商業)
- 商業で上昇傾向続く
※在庫BSIは(「増加」の事業者の割合)−(「減少」の事業者の割合)
- ●製造業(食料品、繊維製品、木材・木工製品、化学製品、鉄鋼・金属製品、機械・機械部品)
- 実績において、化学製品が大きく上昇
8.資金事情
- ●資金繰り
- 実績において、「悪化」が1.9ポイント下降
- ●金融機関からの借入
- 実績において、「増加」が9期ぶりに増えた
9.労働事情
- ●所定外労働時間数
- 実績・見通しともに「減少」が減る
- ●雇用者数の推移
- 実績において、2期連続で「減少」が「増加」を上回った
- ●雇用者数の適正度
- 「不足」とする回答が37.2%を占め、コロナ禍前の水準を上回った