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グラフで見る和歌山県経済指標(平成28年秋期)


個人消費、企業活動ともに一部で持ち直すも、その一方で弱さも見られ
和歌山県経済は持ち直しをうかがう状況が続いている

日本経済の現状(内閣府「月例経済報告 平成28年9月」 )
景気は、このところ弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続いている
・消費者マインドが改善し、個人消費の判断が引き上げられた(9月)。
・企業収益は円高等が影響し、「改善に足踏みがみられる」との判断に引き下げられた(6月)。
・設備投資は判断が引き下げられたが、住宅建設、公共投資の判断は引き上げられた。
日本経済の現状(内閣府「月例経済報告 平成28年9月」 )
雇用・所得環境の改善傾向が続くなかで、
各種政策の効果もあって 緩やかな回復に向かうことが期待される
・中国を始めとするアジア新興国等の景気が下振れし、日本の景気が下押しされるリスクがある。
・英国のEU離脱問題など、海外経済の不確実性の高まりや金融資本市場の変動に留意必要。
和歌山県に関する経済指標の概況(9月公表の指標を中心に)
○百貨店・スーパー販売額(8月、全店)は1年5カ月ぶりに前年を下回った。
○家計消費支出(8月、除く住居等)は、2016年に入り、前年を下回る月が目立つ。
○鉱工業生産指数(7月、季節調整値)は下降となるも、一部の業種の大幅下降が要因。
○公共工事請負金額(8月)は、4〜8月期の累計額が前年同期比3.6%減と、減少幅は縮小。
○TDB景気DI(9月)は、反転上昇となったが、総じて底ばいの状況となっている。

個人消費

百貨店・スーパー販売額(全店、8月)は、1年5カ月ぶりに前年を下回った。これまでは「飲食料品」や医薬品・化粧品、宝石・時計等の「その他の商品」がけん引し、前年を上回る販売額が続いてきたが、8月は土曜・日曜日の日数が前年に比べて少なく、また、猛暑日の多さが客足を遠ざけ、販売額の減少につながった可能性が考えられる。
全国においても、東日本を中心に度重なる台風上陸などで販売額が落ち込んでおり、昨夏に続き、今夏も天候不順が販売額に影響した。
百貨店・スーパー販売額
新車販売台数(軽自動車[乗用]含む、8月)は、登録車については3カ月ぶりに前年を上回ったが、軽自動車(乗用)については4カ月連続で前年を下回っており、弱い動きが続いている。
全国については、(株)浜銀総合研究所が軽自動車の販売数(乗用、季節調整値)を公表しており、3カ月連続での増加となっている。4月の燃費データ不正問題で落ち込んでいた軽自動車の販売数だが、ここにきて持ち直しの動きも見られている。
新車販売台数(軽自動車[乗用]含む
新設住宅着工戸数(8月)は、3カ月ぶりに前年を下回った。アパート等の貸家については前年を下回る傾向が続いているが、分譲住宅については下げ止まりの兆しが見られ、持家については持ち直しの兆しが見られている。 新設住宅着工戸数
家計消費支出(除く住居等、8月)は、3カ月ぶりに前年を下回った。百貨店・スーパー販売額が1年5カ月ぶりに前年を下回った通り、「食料」支出が前年比5.1%減となった。これまで増加基調にあった「食料」支出だが、5月以降は減少が続いており、今後の動向には注意が必要である。
「被服及び履物」支出については、6〜7月については大幅に前年を上回っていたが、8月は再び減少に転じた。
昨年の家計消費支出はその前の年を上回る水準で推移していたが、2016年に入り、前年を下回る月が目立っている。
家計消費支出(除く住居等)

企業活動

鉱工業生産指数(7月)は、2カ月ぶりに下降となるも、一部の業種(鉄鋼、はん用機械)の大幅下降が要因で、多くの業種では指数が上昇しており、県内生産活動の水準は高位を維持した。
5〜6月に指数が上昇していた鉄鋼だが、7月は大きく下降に転じた。持ち直しの兆しが見られていたが、日本鉄鋼連盟によると7月の普通鋼材受注量は3カ月連続で前年を下回るなど、需要に力強さを欠いており、県内鉄鋼の生産活動についても、今後の動向に注意が必要。
 その他の業種については、機械(特に生産用機械、電気機械)、化学、繊維で生産指数が高水準となっている。
鉱工業生産指数
公共工事請負金額(8月)は、3カ月連続で前年を上回った。8月単月での請負金額は前年比28.3%の増加となっており、和歌山市、岩出市で京奈和自動車道に関連する工事が、新宮市で大型工事の発注が見られた。
4〜8月期累計での請負金額は前年同期比3.6%減となったが、その減少幅は縮小傾向にある。ただし、地域別では依然として田辺地区、串本地区で請負金額が前年同期を大きく下回っている。
TDB 景気DI(8月)は、(株)帝国データバンクが月次で実施している景気動向調査から算出された景況感を表す値である。この値が50を超えると、現在の景気を「良い」とする事業者数が「悪い」とする事業者数を上回る。
8月の景気DIは反転上昇となったが、総じて底ばいの状況。業種別では、製造業が反転下降となり、直近1年間では最低水準まで下降。
今後の見通しについては、3カ月後の景気DIは上昇するが、その後は再び下降する模様で、見通しには依然として弱さが見られる。

物価

消費者物価指数(和歌山市、8月)は、2カ月連続で前年を上回る水準となった。食料(酒類を除く)及びエネルギーを除いたコアコアCPIは前年比0.6%の上昇となっている。
電気代、家庭用耐久財などが物価下降要因となる一方で、外食などの食料が物価上昇要因となっている。ただし、食料の中でも、調理食品や飲料などでは物価が前年に比べて下降する傾向が見られ始めるなど、今後の動向には注意が必要である。

雇用

有効求人倍率(8月)は、7月から変わらず1.19倍。有効求人数、有効求職者数がともに減少した。
有効求職者数が直近1年間の最低水準まで落ち込んでいる。例年の動きとして県内の求職者数は1月にかけて減少する傾向があり、有効求職者数は今後も減少することが予想される。
このところ、有効求人数が減少傾向にあるが、新規求人数については横ばい傾向を維持しており、懸念される状況ではないが、今後については注意を要する。

(2016.12)

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