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グラフで見る和歌山県経済指標(平成29年春期)


個人消費、企業活動ともに一部で持ち直すも、弱さも見られ
和歌山県経済は持ち直しをうかがう状況が続いている

日本経済の現状(内閣府「月例経済報告 2017年5月」 )
景気は、一部に改善の遅れもみられるが、緩やかな回復基調が続いている
・企業活動に関する項目で基調判断の上方修正が目立った。
・アジア向けの輸出(品目では機械、半導体)がけん引し、「輸出」の判断が上方修正された(2月)。
・「企業収益」が2カ月連続で上方修正された(2月、3月)
日本経済の現状(内閣府「月例経済報告 平成2017年5月」 )
雇用・所得環境の改善が続くなかで、
各種政策の効果もあって 緩やかに回復していくことが期待される
・海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要がある。
和歌山県に関する経済指標の概況(5月公表の指標を中心に)
○百貨店・スーパー販売額(4月、全店)は5カ月連続で前年を下回った。
○新車販売台数(4月、軽自動車[乗用」含む)は、6カ月連続で前年を上回った。
○新設住宅着工戸数(4月)は、前年比22.8%増となり、4カ月連続で前年を上回った。
○鉱工業生産指数(3月)は、4カ月ぶりに上昇。「化学」、「石油・石炭製品」が上昇に寄与。
○消費者物価数(和歌山市、コアコアCPI、4月)が6カ月ぶりに前月比上昇。
○有効求人倍率(4月)は、前月から0.04ポイント上昇し1.25倍。有効求人数が再び増加基調に。

個人消費

百貨店・スーパー販売額(全店、4月)は、5カ月連続で前年を下回った。近鉄百貨店和歌山店の販売額(4月)は前年比1.2%増となり、6カ月ぶりに前年を上回った。全国と同様に、上旬の気温上昇から「春夏物衣料」の販売が好調だった可能性が高い。その一方で、スーパー販売額については、3月〜4月にかけてドラッグストアが新規に4店舗開業するなど、競争が激化していることもあり、低調な推移となっている。 百貨店・スーパー販売額
新車販売台数(軽自動車[乗用]含む、4月)は、登録車については6カ月連続で前年を上回っており、持ち直しの動きが続いている。
軽自動車(乗用)販売台数についても、2カ月連続で前年を上回った。増加幅も14.8%と大きく、昨年4月の自動車メーカーによる燃費不正問題以降の落ち込みから、ようやく持ち直しに向かっている。
新車販売台数(軽自動車[乗用]含む
新設住宅着工戸数(4月)は、前年比22.8%増となり、4カ月連続で増加した。増加に寄与したのは「持家」、「貸家」。「貸家」は2016年中、減少傾向にあったが、ここにきて増加傾向にある。地域別では、和歌山市、岩出市、田辺市で着工戸数が多い。「持家」は4カ月連続で前年を上回り、持ち直しの動きが持続。 新設住宅着工戸数
家計消費支出(除く住居等、4月)は、9カ月連続で前年を下回った。「一般外食」を含む「食料」の前年比減少幅は14.9%まで拡大し、2015年以降では最大となった。また、パック旅行費等を含む「教養娯楽」については、減少傾向が続いている。「被服及び履物」は、2カ月ぶりに前年を上回った。全国と同様に、気温上昇に伴う春物・夏物衣料への需要の高まりが背景にあると考えられる。 家計消費支出(除く住居等)

企業活動

鉱工業生産指数(3月)は、4カ月ぶりに上昇。前月まで大きく下降していた「化学」、「石油・石炭製品」の上昇が寄与した。これまで全体をけん引してきた「機械工業」は「はん用機械」で下降傾向が見られる。「生産用機械」については、依然として高水準を維持しているが、2カ月連続で指数は下降している。2014年以降の急落から持ち直せない「鉄鋼」は引き続き低水準での推移となっている。 鉱工業生産指数
公共工事請負金額(4月)は、前年比47.5%減となり、3カ月ぶりに前年を下回った。前年4月は、和歌山市内で京奈和自動車道に関連する工事や学校建設工事、新宮市で警察署建設工事があり、大型工事が重なった。この結果、今回(4月)の請負金額は前年比大幅減となった。
TDB 景気DI(4月)は、(株)帝国データバンクが月次で実施している景気動向調査から算出された景況感を表す値である。この値が50を超えると、現在の景気を「良い」とする事業者数が「悪い」とする事業者数を上回る。
景気DIは前月比0.2ポイントの上昇。建設業、卸売業、サービス業で景気DIが上昇。製造業、運輸業でDIが下降した。製造業の景気DIには下降傾向が見られるが、その他の業種については概ね持ち直しの動きが見られる。3カ月後以降の見通しについては、いずれの業種でも改善する模様。

物価

消費者物価指数(和歌山市、4月)は、総合ならびに食料(酒類を除く)及びエネルギーを除いたコアコアCPIともに前月に比べて上昇した。「家庭用耐久財」、「被服及び履物」、「教養娯楽サービス」などさまざまな品目で価格が上昇した。また、電気代は7カ月連続で上昇し、1年4カ月ぶりに前年水準を上回った。「生鮮食品」については、価格は下落傾向にあるものの、前年に比べて高い水準にあり、生鮮食品を除く食料については、3カ月連続で前年を上回った。

雇用

有効求人倍率(4月)は、前月から0.04ポイント上昇し1.25倍となった。求人倍率が1.25倍以上となるのは1991年8月以来、25年8カ月ぶり。有効求職者数の減少傾向が続く一方で、有効求人数は昨年後半以降、増加基調に転じている。業種別では、運輸業、製造業で新規求人数が増加している。

(2017.8)

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