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グラフで見る和歌山県経済指標(平成29年8月)

内閣府の月例経済報告(8月28日公表)は、国内景気の基調判断を据え置き、「景気は、緩やかな回復基調が続いている」とした。個別項目では、「公共投資」の判断が引き上げられたが、その他については大きな変更はなかった。

全国の情勢

(1)個人消費面に関しては、「個人消費」は前月に引き続き、「緩やかに持ち直している」との判断が据え置かれた。消費者マインドは持ち直しており、小売業販売額(6月)は増加基調。また、「住宅建設」については「横ばいとなっている」とした。

(2)企業活動に関しては、「輸出」は、アジア、アメリカ、EUなど主要地域で持ち直しており、「生産」は輸送機械、はん用・生産用・業務用機械、電子部品・デバイス等で持ち直しの動きが見られ、鉱工業生産指数(6月)は上昇傾向にある。「企業収益」、「業況判断」は改善しており、「設備投資」は持ち直している。さらに、「公共投資」は、公共工事受注額(6月)が増加傾向にあり、「堅調に推移している」との判断に上方修正された。このように、企業活動については良好な判断が多く見られる。

(3)雇用情勢に関しては、前月と同様に「改善している」と判断された。新規求人数(6月)は増加を続けており、有効求人倍率は1.51倍まで上昇。正社員の有効求人倍率は1.01倍となり、2004年の調査開始以降では初めて1倍を超えた。賃金については、現金給与総額が緩やかに増加している。

(4)物価に関しては、消費者物価は前月に引き続き「横ばいとなっている」と判断された。国内企業物価については、「このところ上昇テンポが鈍化している」との判断に変更された。

(5)世界経済に関しては、「緩やかに回復している」との判断が据え置かれた。主要国・地域の判断については、アメリカは「景気は着実に回復が続いている」、ヨーロッパ地域は「景気は緩やかに回復している」、中国は「各種政策効果もあり、景気は持ち直しの動きがみられる」とされた。

和歌山県の情勢

(1)個人消費面では、「百貨店・スーパー販売額」(7月、全店)が8か月連続で前年を下回った。6月までの値ではあるが、「婦人・子供服・洋品」で7か月連続の減少となり、「飲食料品」についても2か月連続で前年を下回っている。靴、かばん等の「身の回り品」は2か月連続で、化粧品、宝石・時計等の「その他の商品」は3か月連続で前年を上回った。 「新車登録台数」(7月)は9か月連続で前年を上回った。ただし、前年比増加幅は4.2%と6月の16.7%からは縮小している。「新設住宅着工戸数」(7月)は2か月連続で前年を下回った。前年同月に大型マンションの着工があり、その反動減が響いた。1〜7月期累計の着工戸数は前年比0.8%増となっており、「貸家」(同52.8%増)、「持家」(同2.8%増)で前年を上回る着工戸数となっている。

(2)企業活動面では、「鉱工業生産指数」(6月)は前月から下降したが、下降幅は0.1ポイントにとどまり、比較的高い水準を維持している。主要業種では、「機械」が下降となったが、「鉄鋼」、「化学」は上昇。その他の業種についても、比較的高い水準での推移となっている。「公共工事請負金額」(7月)は前年比44.0%減となり、4か月連続で前年を下回った。4〜7月期の累計請負金額は前年比40.2%減となっており、和歌山市周辺の和歌山地区や岩出地区、新宮地区で大きく減少している。

(3)雇用面については、有効求人倍率(7月)が前月から横ばいで推移し1.33倍。有効求職者数が減少する中、有効求人数は高い水準を維持している。求人の内容については、フルタイム求人も増加しているが、それ以上にパートタイム求人が増えている。業種別では、製造業、運輸業、サービス業で増加している。また、在職者や自己都合での離職者による求職が増加しており、よりよい待遇を求めた転職活動が増えていると考えられる。

大型小売店販売額 新車登録台数
新設住宅着工戸数 鉱工業生産指数
鉱工業生産指数 鉱工業生産指数
公共工事請負金額 有効求人倍率

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