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グラフで見る和歌山県経済指標(2019年5月)

内閣府の月例経済報告(5月24日公表)は、国内景気の基調判断は「景気は、輸出や生産の弱さが続いているものの、緩やかに回復している」に下方修正された。個別項目の基調判断についても一部変更がみられた。

全国の情勢

(1)需要動向に関して、「個人消費」は「持ち直している」との判断を維持した。「設備投資」については「このところ機械投資に弱さもみられるが、緩やかな増加傾向にある」との判断に引き下げられた。「住宅建設」は「おおむね横ばいとなっている」として前月の判断が維持された。「公共投資」は、3月の公共工事受注額が前月比13.1%増となり、「このところ底堅い動きとなっている」との判断に引き上げられた。「輸出」については、引き続きアジア向けの輸出に減少傾向がみられ、「弱含んでいる」と判断された。

(2)企業活動に関しては、「生産」において、全体では、3月の鉱工業生産指数は前月比0.6%減となったこともあり、「このところ弱含んでいる」との判断に引き下げられた。「企業収益」は「高い水準にあるものの、改善に足踏みがみられる」、「企業の業況判断」は「製造業を中心に慎重さがみられる」、「倒産件数」は「おおむね横ばいとなっている」として前月の判断が維持された。

(3)雇用情勢に関しては、「着実に改善している」との判断を維持した。新規求人数はこのところ増加している、雇用者数は緩やかに増加している。賃金面では、定期給与及び現金給与総額は緩やかに増加している。

(4)物価に関しては、「国内企業物価」は、「このところ緩やかに上昇している」として前月の判断が維持された。「消費者物価」についても、「生鮮食品及びエネルギーを除く総合」でみた場合、「このところ緩やかに上昇している」として前月の判断が維持された。4月については、10 連休のゴールデンウィーク効果もあり、旅行費や宿泊料等で、特に物価上昇がみられた。

(5)世界経済に関しては、「アジア及びヨーロッパの中では弱さがみられるものの、全体としては緩やかに回復している」として、前月の判断が維持された。主要国・地域の判断については、アメリカは「景気は着実に回復が続いている」として前月の判断を維持した。アジア地域の中国は「景気は緩やかに減速している」として前月の判断を維持した。韓国は、1-3月期の実質GDP成長率(前期比)がマイナスに転じ、「景気はこのところ弱い動きとなっている」との判断に下方修正された。台湾は「景気は弱めの回復となっている」と判断された。インドネシアは「景気は緩やかに回復している」、タイは「景気は緩やかに回復しているが、一部に弱い動きもみられる」、インドについても「景気回復はやや緩やかになっている」として各々前月の判断が維持された。ユーロ圏全体としては「景気は一部に弱さがみられるものの、緩やかに回復している」との判断が維持されたが、ドイツは「景気は一部に弱さがみられるものの、持ち直しの動きがみられる」との判断に、上方修正された。英国は「景気は弱い回復となっている」として前月の判断が維持された。

和歌山県の情勢

(1)個人消費面では、「百貨店・スーパー販売額」(4月、全店)は前年比2.2%減となり、5か月連続で前年を下回った。近鉄百貨店和歌山店の販売額(4月)についても、前年比0.1%減となり、4か月連続で前年を下回っている。要因としては、ドラッグストア、コンビニ等の他業態との競合激化があげられる。「新車登録台数」(4月)は前年比10.8%増となり、要因としては、新型車の販売好調が考えられる。「新設住宅着工戸数」(4月)は前年同月比14.4%増となり、2か月連続で前年を上回った。「持家」が増加している。

(2)企業活動面では、「鉱工業生産指数」(3月)は4か月ぶりに、前月比9.9ポイント上昇し、109.7となった。業種別にみると、6業種が上昇、7業種が低下であった。寄与順では、はん用・生産用・業務用機械工業、石油・石炭製品、鉄鋼業の順で上昇に寄与した。
「公共工事請負金額」(4月)は前年比42.7%増。阪和道湯浅御坊道路関連工事(25.3億円、御坊市/印南町/みなべ町/日高川町/有田川町)、海南市市民交流施設建設工事(22.3億円、海南市)、県立医科大学薬学部建築工事(23.3億円、和歌山市)等の大型公共工事がみられた。

(3)雇用面については、「有効求人倍率」(4月)は1.45倍と、前月からは0.04ポイントの上昇となった。有効求人数は前月比0.6%増と2か月連続で増加となり、有効求職者数は前月比2.2%減で3か月連続での減少となった。

大型小売店販売額 新車登録台数
新設住宅着工戸数 鉱工業生産指数
鉱工業生産指数 鉱工業生産指数
公共工事請負金額 有効求人倍率

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