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和歌山ブラぶらウォッチング

ごぼうさんの楠木〜黒江の町を見守る巨樹〜 (海南市黒江)

ごぼうさんの楠木


浄国寺本堂
浄国寺本堂

海南市黒江にある浄国寺(じょうこくじ)が現在の場所に移転したのが約450年前。古くは浄土真宗本願寺の直属寺院として由緒あるお寺で、地元の人からは「くろえのごぼうさん」と呼ばれ親しまれている。黒江の町並みから少し入り、お寺へ続く坂道を登ると、威容な「ごぼうさんの楠木」が目に入る。お寺の石垣を裂くように根を張り周囲を圧倒している。この楠木の樹齢は推定600年と言われており、お寺よりも150年程前に生まれたことになる。

現在、この樹上では寄生植物が生息し、フクロウやムササビなどが子育てをするなど貴重な環境をつくっているだけでなく、お寺の本堂を台風などの強風から防ぐ役割を果たしている。

海南漆器で有名な黒江のレトロな町並みを散策し、浄国寺まで歩いてみると心が和んでくる。「ごぼうさんの楠木」は、古から現在、そしてこれから数百年先も静かに黒江の町を見守っているであろう。

(取材:藤代)

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