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和歌山ブラぶらウォッチング

塩津 〜迷路のような石段が美しい〜 (海南市下津町塩津)



教徳寺に繋がる石段

遭難現場

塩津は北側に入り江を望む斜面に発達した集落で、この入り江を包み込むように山が囲んでいる。

港として適した地形であることから、塩津は古くから後背地にある加茂谷の表玄関として貨物、貨客等の出入りが盛んな港として発展したという。

山の斜面にへばりつくように密集している集落には、かつての栄華の残照であろう黒漆喰の商家風の建物や旅籠風建物などが見られる。

ここも例外なく過疎化が進んでおり、かつてタバコ屋や薬屋であったことを示す看板だけの廃屋も見受けられる。

この狭隘な地区に寺院が3つあり、平地にある寺とは趣を異にしている。

家々は迷路のような縦横に発達した路地と美しく整備された石段で繋がっており、散策するだけでも色々な発見がある。

ここの景色が好きで、毎年絵を描くために訪れているというグループに出会った。
かつての人々の暮し振りを想像しながら散策するのも一興である。

(取材:萬羽)

地図

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