和歌山ブラぶらウォッチング
重要伝統的建造物群保存地区 〜醤油醸造発祥の地〜 (有田郡湯浅町)
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全国各地に残る歴史的価値のある集落・町並みの保存を目的とした重要伝統的建造物群保存地区の制度により、和歌山県では唯一湯浅町が指定されている。 前回の紹介した興国寺で発見された醤油は、隣接する湯浅の地にて産業化され、紀州徳川家の保護のもと醤油醸造業が発展していった。こうした古くから醤油生産で栄えた湯浅は明治29年(1896)町制を敷いた。当時、市は和歌山市のみで、町制を敷くのは湯浅町と新宮町のみであったことから如何に発展していたかが分かる。 ここにはかつて栄えたであろう醸造業関連の町家や土蔵が残っている。また今でも醤油を伝統的方法により製造しているところもあり、お土産に最適だ。また春には行灯展があり、古い町並みも華やかに彩られる。 (取材:萬羽) |
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