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ご挨拶

理事長  小田 章

今年6月、南出和寛前理事長の後を受けて新理事長に就任いたしました和歌山大学学長の小田です。南出前理事長の存在があまりにも大きく、小生如きがその後をお受けすることに逡巡いたしましたが、知事はじめ多くの方のお薦めもあり、微力ではございますが、2年間務めさせていただこうと決意いたしました。

さて、バブル崩壊後長きにわたり低迷しておりました我が国経済も数年前から少しずつ回復し、「いざなぎ景気」を超え戦後最長の好況期を迎えていると言われます。しかし、巷では一向に景気回復を実感する声は聞かれません。確かに、企業の法人所得は大きな数字を示していますが、それに比べて個人所得は伸びていません。中小企業の業績もまだまだ停滞気味です。さらに、最近大きくクローズアップされてきたのが格差問題です。都市部と地方部の格差や持てる者と持たない者との格差は縮小どころか拡大傾向にあると言われています。和歌山県でも事業者や県民の皆様もそれほど景気回復を実感されていないのが正直なところではないでしょうか。

そうした中、本研究所は、県下の公的シンクタンクとして、国内外の変革に対応するために広範囲で実質的な調査・研究を受託するとともに自主的な研究を通じて各自治体や事業者に対し政策や施策への提言を積極的に行う必要があります。しかし、本研究所だけでは限界があり、県下のすべての研究機関と連携を取りながら県の発展に資していくことが肝要と認識しております。一つ一つのパワーは小さくとも連携することによってシナジー効果を生み出すことも可能であります。産官学が力を合わせれば、単に3のパワーではなく5や6のパワーが生まれ、大きな成果につながっていくと考えています。更に、住民の皆様の力が加われば想像できないパワーが生まれるでしょう。このように産官学民のネットワークを構築し、和歌山県の発展に本研究所が少しでも寄与できるよう努力する所存でございます。

最後に、県下で公的私的の事業を展開されている方におかれましては、是非とも本研究所の会員になっていただき、皆様の課題の解決とともに本県の発展のために一緒に歩んでいただけることをお願いする次第でございます。

(2007.12)
(執筆者の所属、役職等は発表当時のものです)

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